三鷹市消費者活動センター運営協議会 共催講座

「食品ロス及び廃棄の現状とその環境への影響」を終わって。

2014年2月、農水省、消費者庁諸官庁の「食品ロス削減国民運動」が始まりました。
三鷹市でも「買いすぎない、使いきる、食べきる」各家庭では冷蔵庫内を確認して「三鷹市食べきり運動」がスタートし、5月30日ゴミゼロ活動がすすめられています。

昨年11月30日東京都消費者月間で「食品ロス削減シンポジウム」の講演会があり、国連駐日連絡事務所のンブリ・チャールズ・ボリコ氏の講演を聞き、是非、三鷹でも、もっと多くの方々にとの思いで企画いたしました。

三鷹ネットワーク大学、三鷹市の協力を得て、会場の都合もあり、募集人員80名を超える参加を得て、一同心から感謝いたしております。
参加者の声から、①世界の食料事情のデータも多く、わかりやすく、自分のくらしを見直す機会となり、反省しながら学習できました。
②講師のボリコ氏の日本語が上手で驚きと、その努力に感心しました。
③パート2の企画を希望します。・・・・等々。

世界人口70億人を超える現在、飢餓に苦しむ人々が8億1500万人もいる現在、世界で生産される食料の約1/3が口に入らず無駄になっていると推定されています。
世界には食料は十分あるのですが、アジアの栄養不足人数は約5億2000万人、アフリカ東部では3人に1人が栄養不足の状態だそうです。

日本の食料廃棄量は1人1日全国民が毎日茶碗一杯のご飯に相当する量を(134g)を捨てています。
まだ食べられる物を、自分はほんの少しだからと、気にしない人も多くいます。
スーパーやコンビニ等事業系のゴミが多いのでは?と思っている人もいるでしょう。
事業系ゴミ339万トン、家庭系ゴミ282万トンと大差ありません。
食料廃棄の原因は、需要を上回る生産量、大量の幅広い商業活動、消費者の品質、鮮度、外観へのきびしすぎる要求、無責任な購入、調理と管理等です。

自分一人のチョットだけなら大丈夫トいうくらし方を見直せば一人ひとりの行動が、世界につながる大きな数値となって現れます。
消費者としての努力と責任を考える有意義な講演会となりました。

御参加の皆様の御協力に感謝いたします。
又御一緒に活動出来る人が一人でも多くなればと願っております。